国連ニューヨーク本部で「SDGサミット」開催 SDGsの達成は危機的状況に

    E_SDG_logo_UN_emblem_square_trans_WEB2023年9月18日から19日にかけて、国連はニューヨーク本部で「SDGサミット」を開催しました。2015年に採択され、ゴールとする2030年の中間地点に立った今、世界の首脳が集い、SDGsの達成状況について評価し、達成に向けての変革的かつ加速した行動に対する高位の政治的指針を打ち出すことが目的です。
    (画像はイメージです)

     

    SDGsの目標はわずか15%しか達成できていない

     

    国連事務総長アントニオ・グテーレスは、SDGsの目標のうち、わずか15%しか達成できていないと指摘しています。
    事実、SDGsの達成状況は危ぶまれています。2020年以降、数千万人が貧困に陥っています。1億1,000万人以上の人々が強制的に避難しています。これらは持続するCOVID-19の影響や、ロシアとウクライナの紛争、さらに気候災害、それらに伴う経済の停滞が主な原因です。

    本サミットを経て、各国首脳陣は、SDGsの取り組みを緊急に強化することに同意。政治宣言が採択されました。
    政治宣言には国連事務総長が提案した「SDG Stimulus proposed」も含まれており、SDG を実施するための即時の行動を促しています。これにはSDGsの達成に向けた年間5000億ドルの資金供給が含まれています。また宣言では、世界経済をより良く反映するための国際的な金融構造の改革に対する全ての国からの強力な支持も伝えています。

    引用:Press Release | Responding to cascading global crises, SDG Summit launches new phase of accelerated action on the Sustainable Development Goals

     

    85%の目標に、まだまだビジネスチャンスがあるとツヅケルは考えます

    SDGsの達成状況が思わしくないこと、そして2030年までの残り7年という時間の中で、より喫緊な対策が求められています。達成状況はわずか15%というと絶望的な数字にも見えますが、裏を返せば85%の目標に、まだまだチャンスがあるということです。現在地を知ることで、より新たなビジネスチャンスを広げられるのではないでしょうか? 

     

    ツヅケル編集部

    持続可能な社会を一緒に考えるニュースサイト「ツヅケル」の編集部です。これからの環境・食糧・気候問題等をビジネス側から思考し、みんなで克服し、より豊かで幸せな毎日が送れる方法を探すための情報を日々キャッチし発信しています。

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