【Z世代のSDGs仮説】自分らしく働くとは? Z世代の関心事とその理由

    昨年9月に始動し、2023年度で2回目を迎える「【Z世代】SDGsシューカツ解体白書」プロジェクト。8月9日に第4回目のオンラインMTGを実施しました。

    このMTGには、かほ、なのみ、みれいの3人が参加。

     

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    みれい

     

    この記事は、1年のみれい(佐々木美澪)が担当します。記事の執筆は初めてですが、MTG内容が分かりやすく伝わるよう努めます。最後まで読んでいただけますと幸いです。

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    2023年度 第4回MTGのテーマ
    「なぜ『目標4:質の高い教育をみんなに』にZ世代の関心が集まるのか?」

    今回は、SoZo株式会社のeラーニングの動画を視聴した上で、このテーマを中心に、Z世代の関心と働き方のイメージについてディスカッションしました。

    昨年度のアンケート項目やブレストで出た意見を用いて、今年度のアンケート項目のより具体的な部分にフォーカスしました。

     

     

     

    Z世代のSDGs仮説 第4回MTGアジェンダ

    第4回目となる「Z世代のSDGs仮説」MTGのアジェンダはこれらの3つ。

    1. 「目標4:質の高い教育をみんなに」にZ世代の関心が集まる理由とは
    2. Z世代の働き方のイメージ
    3. 企業の将来性を図る基準




    議題①:「目標4:質の高い教育をみんなに」にZ世代の関心が集まる理由とは

    昨年度のブレストで目標4の話題になった際、「私たちは失敗したくない」という意見や、「充実した研修などを通して教育してほしい」という希望が出てきました。

    そもそも、なぜZ世代は「失敗したくない」という心理が強いと世の中に伝えられているのでしょうか。
    私たちの中でも、「共感できるかどうか」意見が分かれました。

     

    ボブカットの女性のシルエット画像

    かほ

    私は共感できない。これからは挑戦していくことが求められる時代のように感じる。
    その中でなぜ教育の項目への関心が高いのかというと、学生にとって一番身近な話題だから。最近は海外と日本の教育の比較で日本の劣っている部分に目が向けられていると思う。

    なのみ

    なのみ

     

    共感できる。怒られたらモチベーションが下がるし、「怒られてしまった…」とシンプルに落ち込んでしまう。その点でいえば失敗したくない。

     

    怒られたくないということは、そもそも怒られることに慣れていないということ。

    つまり、挫折経験が少ないがゆえに「失敗したくない」と感じるのではないかという仮説が飛び出しました。また、その場にいたメンバー全員が、「人生で挫折経験を感じたことがあるか」という問いに対して首を振りました。

    そこで、「失敗したくない」という心理の根底にあるのは「挫折経験の無さ」が関連するのでは? という推測に基づき、クロス集計をイメージした質問を設けることにしました。




    議題②:Z世代の働き方のイメージ

    昨年度のアンケート調査では「企業でどんな働き方をしたいのか」を聞きました。

    目標8「働きがいも経済成長も」に関係して、様々な観点からクロス集計を行うために設置しましたが、昨年度の結果として、

    1. 自分らしく働きたい
    2. ライフステージに合わせて働きたい

    という2点が見えてきました。

    また、「自分らしく働きたい」を選択した人は、「ワークライフバランス」と「自身の活躍の機会」に関連する項目で数値が上昇。加えて、働く環境のSDGsの目標との相関性があらゆる項目で高くなりました。

     

    この結果を受けたメンバー内でのブレストでは、Z世代が重視する「自分らしさ」について、

    「自分のメリット」だけでなく、他人が「自分らしく」いられる環境(例:ジェンダー平等、男女ともに育休がとりやすいなど)も守りたい

    という意見が出ました。

     

    この項目については、意見を出し合った結果、Z世代がイメージする「自分らしく働く」をさらに深堀するために、今年度も同じ質問を設けます。




    議題③:企業の将来性を図る基準

    希望勤続年数について、就労期間の希望が短い学生の傾向と、長い学生の思考の差異を明らかにする目的でこの問いを立て、プロジェクトメンバーの仮説が正しいのかを検証しました。

    こちらもクロス集計をイメージした項目です。

     

    ここから、今回のMTGでは企業の将来性を計る基準が何なのか、より解像度が上がる質問を作ることを目的に意見を出し合いました。

    以下、参加メンバーそれぞれが考えた将来性を計る基準です。

     

    かほ

    ・変化をどれだけ取り入れているか

       →実際の就活でも意識していた

    ・新しい取り組みを行っているか

       →新規事業も含めたサステナビリティに関する取り組みなど

    なのみ

    ・海外に拠点があるような企業

    ・SDGsを推進している企業

       →株主からの評価が高いと授業で学んだため

    みれい

    ・育休、産休などの福利厚生や労働環境が整っている企業

       →育休であれば男性も取りやすい環境があるかなど柔軟に対応しているかどうかが重要

     

    SoZo株式会社のしゅうこさんから「オフィス環境も意識しているのか」との質問があり、「そういえば、無意識に意識していたのかもしれない」という意見が上がりました。

    ここから、オフィス環境からもサステナビリティにどれだけ取り組んでいるかが伝わるため、企業の将来性を何で感じるのかという質問に対し、回答項目を多く設け、Z世代が考える将来性がある企業の深堀りをしていきます。

    最後に次回の課題を共有し、MTGは終了しました。


    以上で第4回MTGの内容報告を終了とします。

     

     

    次回のMTGテーマ:MTGで行ったブレストをもとにアンケートを作成・回答し、実際にどのような形でアンケートとして実施するのか

    次回は、これまでのミーティングで行ったブレストをもとに作成したアンケートをプロジェクトメンバーが実際に回答し、どのような形でアンケートとして実施するのかを話し合う予定です。

    昨年度のSDGs・女性活躍企業大賞の調査結果についてはこちらのURLからフォームを送信していただいた上でデータの取得が可能です。興味がございましたらぜひご覧ください。

    最後までお付き合いいただきありがとうございました。

    次回の記事もお楽しみに!

     

    この記事を書いたのは、みれい(法政大学国際文化学部国際文化学科1年

    こんにちは。法政大学国際文化学部国際文化学科1年の佐々木美澪です。
    中学校の社会科の授業で初めて触れたSDGs。漠然とした興味はあったのですが、自分から行動を起こしたことがありませんでした。
    このプロジェクトを知り、一人では難しいことも同じ興味を持つ仲間となら実行に移せるかもしれないと感じ、参加を決めました。
    SDGsに限らず、マーケティングや就活に関してはこの活動を通して知識や理解を深め、プロジェクトに貢献できるよう意欲的に取り組んでいきます!よろしくお願いいたします。

    ツヅケル編集部

    持続可能な社会を一緒に考えるニュースサイト「ツヅケル」の編集部です。これからの環境・食糧・気候問題等をビジネス側から思考し、みんなで克服し、より豊かで幸せな毎日が送れる方法を探すための情報を日々キャッチし発信しています。

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