アンケート調査の回答者数を増やす「精度」の高め方とは【Z世代のSDGs仮説】

    昨年9月に始動し、2023年度で2回目を迎える「【Z世代】SDGsシューカツ解体白書」プロジェクト。7月18日に新メンバーを迎えた第1回目のオンラインMTGを実施しました。
    今回から法政大学の学生に加え、このプロジェクトを盛り上げるべく新たに加わった関西学院大学の学生計15人が参加しました。

    さつき

    さつき

     

    今回の記事は、1年のさつき(森田彩月)が担当いたします。MTG内容がわかりやすく伝わるよう努めます。最後までお付き合いくださいますよう、お願いします。


     

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    2023年度 第1回MTGのテーマ
    「アンケートの精度を高めるには?」
    「回答者数をいかに減らさないか」

    Z世代のSDGs仮説 第1回MTGアジェンダ

    今回の【テーマ】は「アンケートの精度を高めるには?」「回答者数をいかに減らさないか」です。
    このテーマを基に、以下3つのアジェンダに沿ってMTGを行いました。
    1. SDGs企業大賞のアンケート精度の高め方
    2. 女性活躍企業大賞のアンケート精度の高め方
    3. 長いアンケートにきちんと回答してもらうためにはどうする?

     

    議題①:SDGs企業大賞のアンケート精度の高め方

    3つのグループに分かれ、ディスカッションしました。

     

    グループ1

    なのみ
    まひろ
    もも
    ももちゃん

    グループ2 かすみ
    かほ
    そら
    はるき
    やまもん
    グループ3 こうくん
    さつき
    しおり
    たにちゃん
    みれい
    名人
     

    <PICK UP>

    ・SDGsにおける各ゴールごとに企業の具体例を挙げてみよう(グループ1、2)

    ・学年ごとにSDGsの知識量が異なるため質問内容を変えよう(グループ3)


    特にグループ1,2で出た意見では、

    「限られた情報を持つ非就活生でも選択肢が広がるね!」
    「具体例を提示することで、『面白い!共感できる!』を基に企業を選んでもらえそう…」
    といった学生の声があがりました。

    その他にも「アンケート内で調べる時間を設ける」、「大企業と中小企業でアンケートを分ける」等の意見が出ました。

    一方で
    ・各ゴールごとに分けるとアンケート時間がかかってしまうのではないか?

    という懸念点が。項目を増やすとアンケート調査の精度は高まりますが、回答する時間も長くなり、協力者の負担も増えます。この点に関しては、議題③のほうで引き続きディスカッションすることとなりました。
     

    議題②:女性活躍企業大賞のアンケート精度の高め方

    まず、話し合いを進めるにあたって「そもそも、なぜ企業の女性活躍に着目したのか?」「女性活躍にわざわざ着目しなくてもいいのでは?」という意見が出ました。

     

    これに対し、SoZo株式会社代表取締役で「ツヅケル」のあつみゆりか編集長からは

    ・他先進国に比べ、極点に少ない日本の女性労働人口比率

    ・企業や政治の重要事項決定の場に関わる社員が男性

    といった世界的にも日本の女性進出が遅れているという課題があり、日本企業が世界で戦っていくために、それらを日本に突きつけたいという熱いコメントをいただきました。

     

    あつみ編集長のコメントを聞き、学生一同からは感嘆の声が。
    これによりディスカッションがより活発に行われました。


    また、3つのグループに共通していたのは、

    ・女性活躍に関する知識が浅い分、回答企業に偏りが生まれる 

    という意見です。

     

    昨年度のアンケート調査を振り返ると、出てきた企業名はネット検索の上位に出てくる企業ばかり。結局、各社のPR施策の差が回答数に影響が出てしまうということのあらわれです。

     

    この意見に対しグループ1からは

    ・同企業に集まることはそもそも改善点であるのか?

    ・結果を若者の企業に対する認識の現状として伝えるのもいいのでは

    という意見が出ました。

     

    グループ2からは、

    ・1回目のアンケートで女性活躍に関する企業名を募集する

    ・2回目のアンケートでは、1回目に出た企業名を並べ選択させる

    という、アンケートの2回実施が提案されました。

     

    この提案に関して、グループ2のメンバーから「名前があがった企業名に主催者側から取り組み率の低い企業名を混ぜ、世間からの認識と現実のギャップを見せるのはどうか」との興味深い意見も出ました。

     

    また、グループ3からは

    ・項目を用意し、複数回答可にする

    ・各社の取り組みについて詳細に説明書きをする

    という提案が出ました。

    女性活躍への取り組みに関する知識が少ないことを、アンケートでどのようにフォローアップしていくか、深く議論することができました。

     

     

    アンケート回答者数を減らさないためには

    アンケートの精度を高めつつ、回答に時間を要するとしても回答者数を維持するために必要な方法としては

      • ゼミ、SDGsやキャリアに関する授業で依頼
      • 多くの人の目に留まるSNSでの拡散
      • SDGsや就活イベント活用
    の案が出ました。
    上記以外にも特典をつけた広報・大学内での掲示など多様なアイデアが得られました。

    最後に次回の課題を共有し、MTGは終了しました。 以上で第1回MTGの内容報告を終了とします。

     

    次回のMTGテーマ「目標4:質の高い教育をみんなに」にZ世代の関心が集まるのは何故か?

    次回はeラーニングの動画を視聴した上で「目標4:質の高い教育をみんなに」にZ世代の関心が集まるのか? をテーマにおいてブレスト予定です。
    前回行ったSDGs・女性活躍企業大賞の調査結果についてはこちらからフォームを送信していただいた上でデータの取得が可能です。興味がございましたらぜひご覧ください。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。
    次回の記事もどうぞお楽しみに!!

     

    さつき(法政大学社会学部社会政策科学科)

    こんにちは。法政大学社会学部社会政策科学科1年の森田彩月です。
    大学生活4年間の中で、誰かのために熱中して活動したいと感じていた時に今回のプロジェクトを見つけました。もともとマーケティングに興味があったため、企業の方と連携しながらビジネスとSDGsが融合された活動が出来ることに大きな喜びを感じます。未だSDGsや就活に対する知識や理解は浅はかですが、積極的にアイデアを出し、プロジェクトの一員としてお力になれるよう努めていきたいと思います。宜しくお願いいたします!

     

    ツヅケル編集部

    持続可能な社会を一緒に考えるニュースサイト「ツヅケル」の編集部です。これからの環境・食糧・気候問題等をビジネス側から思考し、みんなで克服し、より豊かで幸せな毎日が送れる方法を探すための情報を日々キャッチし発信しています。

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