【レポート】現役学生が集結。法政大学との産学連携プロジェクト【SDGsシューカツ解体白書】、ついにキックオフ!

    法政大学SDGs+(プラス)プロジェクトの協力のもと誕生した「【Z世代】SDGs シューカツ解体白書」(仮)プロジェクト。そのキックオフが9月13日(火)に法政大学にて行われました。参加の学生は1~4年の10名(後日、追加で数名参加あり)。当日の様子をレポートします!

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    SDGsネイティブなビジネスパーソンを増やすには、まず学生から

    「【Z世代】SDGs シューカツ解体白書」(仮)とは、SDGsに対して法政大学の現役学生と「ツヅケル」編集部がコラボした制作プロジェクトです。

    エコフレンドリーで社会課題への意識が高いと言われているZ世代(15歳~26歳)のSDGsへのリアルな着眼点、就活におけるSDGs先行企業への意識調査など、日本でもっとも先進的な取り組みをしてきた法政大学の多様な学部所属の学生たちが主体となって記事コンテンツとして「ツヅケル」に発信していきます。

    そもそも、法政大学がSDGsに取り組みはじめたのは1999年の「環境憲章の制定」にさかのぼります。2018年12月には「SDGs への取り組みに関する総長ステイトメント」を発表し、「法政大学SDGs+プロジェクト」を立ち上げ、教職学(教員+職員+学生)一体となってSDGsの達成に向けた様々な取り組みを行ってきました。

    「SDGsネイティブなビジネスパーソンを増やすことでイノベーションを加速させる」というビジョンの「ツヅケル」に共感してくれた1~4年の多様な学部学科所属の学生たちが、9月に行われたキックオフミーティングに集結。

    まずは「ツヅケル」編集長のあつみゆりかや運営スタッフたちが自己紹介したあとは、「ツヅケル」の媒体紹介や本プロジェクトの目的説明が行われました。

     

    産学連携プロジェクトあつみさん補正

    「皆さんは大学でもSDGsを学んでいると思うんですが、本プロジェクトの参加特典の『SDGs×ビジネスの企業向けeラーニング』で学ぶことでビジネスに役立つ知識を増やせますし、実際にコンテンツ制作に携わることで、ビジネススキルを学ぶことができます」(あつみ)

    あつみは、ブライダル業界のマーケティングDXに成功したマーケティングのプロフェッショナルです。学生たちには「SDGs×Z世代」アンケート調査の設計や収集、分析などあつみ直伝のマーケティング活動に取り組んでもらうほか、それらのコンテンツ化、広報活動にチャレンジしてもらいます。

    現役学生たちが参加したワケ 「社会でSDGsの学びを役立てたい」

    次は、参加学生の自己紹介が行われました。文系や理系、GIS(グローバル教養学部)などさまざまな学部から集まった学生たちに「プロジェクトに参加した動機」についても語ってもらいました。

     

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    • 「学生時代のうちに新しいことにチャレンジしたい」
    • 「就活の真っただ中で、インターンに参加する企業にはSDGsに注力する企業が多い。SDGsとビジネスの知識を深めていって、就活にも役立てたい」
    • 「若者だからこそわかるSDGsの観点があると思った」
    • 「自分の人生の目標が人を助けること。コンサルを目指しているので、マーケティングを学ぶことで企業の困っていることを知って役立てたいと思った」
    • 「情報収集の方法を学びたい」
    • 「他の学部の学生と関わる場が欲しかったということと、海外の学生と交流したときにSDGsを意識した。支援するに具体的情報や技術が必要だと思った」
    • 「就職先の企業で、SDGsの価値創造に知識を役立てたい」
    など、社会人になってからのキャリアやビジネススキルにSDGsの学びを積極的に役立てたいという意向が目立ちました。

    Z世代の現役学生はどんな観点でSDGsと企業を見ている?

    最後は3チームに分かれ、「SDGsのゴールに照らしたときに、自分は企業に何を求めるか」などについてディスカッションしました。出てくる意見もバリエーション豊かで、予定時間をオーバーして闊達な雰囲気で話し合われました。

     

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    彼ら現役学生がまず企業に求めている社会課題については、「貧困問題に注力しているか」「差別がないか」「ジェンダー平等か」といった、格差を埋めようとしているかどうかの視点が目立ちました。

    その原体験は「自分の健康状態がよくなかったときに感じた格差」「なぜ、サークルのトップは男子ばかり選ばれるのか」「男女でなぜ収入が違うのか」というもの。「理系は文系に比べて評価が平等な気がするが、どうして」という率直な疑問も飛び出しました。

    また、川崎市が市内の小学校6年生に向け、新型コロナ感染拡大の影響で中止になった修学旅行の代わりに思い出を作ってもらおうと遊園地「よみうりランド」を貸し切りにした2021年のニュースを例に挙げながら「質の高い教育に貢献しているか」という観点で企業を見ていたり、「社会基盤など、個人の力でできないことに取り組んでいる企業か」という規模感、「行き過ぎた年功序列がない企業か」など“働きやすさ”を重視している学生がいることもわかりました。

    いっぽうで、「学生たちは自分たちが企業に何を提供できるのか?ということでも焦っている。椅子取りゲームのような状態にも感じる。余裕がなければSDGsにも興味が持てない」という切実な意見も。

     

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    あつみの「SDGsネイティブなビジネスパーソンを増やすには、まず学生から」という思いから始まったこの産学連携プロジェクト。SDGsに関するZ世代の本音や価値観、就活の際の企業選択における有益な調査結果を集めたいという主目的の裏側には、リテラシーの高い優秀学生層とSDGsウォッシュではない、真のサステナビリティを追求する企業の出会いを増やしていきたい、という願いがあります。

    今後も学生たちの奮闘やナイスチャレンジをレポートしていきます。こうご期待!

    (撮影:大畑陽子)

     

    ツヅケル編集部

    持続可能な社会を一緒に考えるニュースサイト「ツヅケル」の編集部です。これからの環境・食糧・気候問題等をビジネス側から思考し、みんなで克服し、より豊かで幸せな毎日が送れる方法を探すための情報を日々キャッチし発信しています。

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