株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)のSDGs取り組みとは?再生可能エネルギーで変わる未来

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    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)は、再生可能エネルギーにこだわった電力会社です。電気をつくる人とつかう人が再生可能エネルギーでつながる持続可能な世界を目指しています。

    「顔の見える電力™」を提供することで、本当の豊かさを未来につなげることをモットーに活動を続けてきました。これまでの実績が評価され、株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)は、数々のSDGsに関する賞を受賞しました。

    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)がどのようにSDGsに取組んでいるのか、チェックしていきましょう。

     

    写真(環境大臣賞 最優秀賞受賞者紹介|グッドライフアワード|環境省

     

     

     【Pick UP】「ツヅケル」が注目した株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)のSDGs取り組みのポイント

    • 自社の強みを生かしてSDGsへ貢献する姿勢
    • 再生可能エネルギーにこだわった取組み
    • 周りを巻き込みながら目標達成を目指す参加型の方針


    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)のSDGs取組み方針

    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)は、脱炭素や空気環境の改善、貧困の解決など、社会課題をみんなの力で解決する「ソーシャル・アップデート・カンパニー」。その地球温暖化への影響が大きい二酸化炭素を排出しないために、再生可能エネルギーを提供することに努めています。主な活動は以下の2つです。

    • 電力小売事業
    • 新電力視点事業

    また、ブロックチェーンや「発電所の応援」制度で、電力の生産者(電気をつくる人)と消費者(電気をつかう人)をつなぎ、顔の見える電力販売を実現しています。また、誰もが電力をつくって販売し、富を得られる持続可能な社会を目指しています。

    売上や利益だけの指標に捉われず、社会課題に対していかに貢献したかという負荷価値を重視しています。その結果、これらの活動が高く評価され、SDGs関連の賞を数多く受けています。

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    • 2019年:グッドライフアワード(環境省)・最優秀賞
    • 2019年:グリーン購入大賞(環境省)・大賞・経済産業大臣賞
    • 2019年:SIT for SDGsアワード(科学技術振興機構・文科省)・準グランプリ
    • 2019年:デトロイト トウシュ トーマツ  リミテッド2019年日本テクノロジーFast50・23位
    • 2020年:第4回ジャパンSDGsアワード・SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞
    • 2021年:NIKKEI脱炭素アワード(日本経済新聞社)・プロジェクト部門 大賞

    今回は株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)が推進するSDGsについて、取組み事例をご紹介いたします。

     

    出典:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|ジャパンSDGsアワードにて「SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞」を受賞しました

    参照:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|みんな電力のSDGs達成に向けた取り組み

     

     

     

    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)のSDGs取組み事例①地域のつながりをつくる

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    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)は、「みんなコネクション」というサービスで、電気供給を通して、地方と都市とのつながりを深めることを可能にしました。2020年11月から開始したこのサービスは、ブロックチェーン技術を活用した電力トラッキングシステム「ENECTION2.0」を用いて、自然豊かな地方で生まれた再生可能エネルギーを、消費電力量が多い都市部へ供給するもの。再生可能エネルギーを軸とした、地域連携や地方創生を叶えているといえます。

    実は、このサービスの背景には「脱炭素・循環共生型社会への移行」があります。日本政府は「2050年までに温室効果ガスの排出量実質ゼロ」を目指す方針を示しました。

     

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    政府とSDGsの目標達成を成し遂げるためには、国内における二酸化炭素排出量の4割を占める発電部門を改善しなければいけません。だからこそ、電力の問題解決に大きく貢献している株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)は、日本政府から高く評価されているのです。

    都市部で再生可能エネルギーの開発が難しければ、地方の力を借りるという発想は、事業展開アイディアのヒントになるのではないでしょうか。持続可能な社会と持続可能な事業の実現にあたって、株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)の方法は参考にできるでしょう。

     

    出典・参照:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|再エネで地方と都市をむすぶ地域連携支援サービス「みんなコネクション」を開始

     

     

     

    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)のSDGs取組み事例②:再生可能エネルギーの普及

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    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)の電源構成は、「発電した再生可能エネルギー」と「買い取った再生可能エネルギー」の比率が77.2%を占めます。これは国内トップクラス。日本全体の電源構成と比較すれば、この凄さは歴然でしょう。

     

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    また、「プレミアム100プラン(法人はRE100プラン)」は再生可能エネルギー100%。地球温暖化に最も影響を与えているといわれる二酸化炭素の排出が一切ありません。さらに、SDGsを積極的に推進する団体を応援するために、同じ脱炭素を志向する企業や自治体、中小企業に電力を供給しているそうです。

    この取組みは、SDGsの目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、目標13「気候変動に具体的な対策を」に大きく貢献しています。

    顧客のためだけではなく、同じ目標をもった自治体や企業を巻き込む行動力があっての結果といえるのではないでしょうか。自社では解決するのではなく、パートナーシップの輪を広げるという戦略も持続可能な社会には欠かせません。

     

    出典:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|日本初!再エネ特化型の新電力支援サービス “毎日助ける”「まいける」を本格サービス化

    参照:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|みんな電力のSDGs達成に向けた取り組み

     

     

     

    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)のSDGs取組み事例③身近な風力発電

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    「再生可能エネルギー」と聞くと、「太陽光発電」をイメージする方も多いのではないでしょうか。株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)も、太陽光発電を実施しています。さらに、「風力発電」も開発を進めているのです。この取組みは、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」、目標15「陸の豊かさを守ろう」につながっています。

    「風力発電は未来のために必要だ」とこだわり、配慮のない開発をすれば、景観を損ねたり環境破壊が起こったりしてしまいます。傲慢な発電所との取引を防ぐために「深刻な環境破壊がないか」「地域と調和しているか」などの確認作業を怠りません。さらに、発電所見学ツアーを行い、個人の顧客が自らの目で確認できる機会を設けています。

     

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    例えば、横浜市風力発電所「ハマウィング」。2007年3月に運転を開始しました。ハマウィングの電力を活用することで、市⺠や事業者と連携しながら再⽣可能エネルギーの普及が進められてきました。有名なみなとみらいの街並みを壊すことなく、横浜市の環境⾏動のシンボル的事業として成り立っています。今では、企業への電力供給だけではなく、横浜の動くガンダムにも利用されているそうです。

    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)の風力発電は、地域の生活や環境を守りながら、事業や観光業も支えているといえるでしょう。自社の取組みを大きく広げていきたいと考えるなら、「事業先の地域の方の協力を得られるか」「地域貢献ができるか」が大きな鍵となります。「自社の強みを生かして、地域へどんな恩返しができるか」を深掘りすることが、持続可能な経営につながるのではないでしょうか。

     

    出典・参照:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|みんな電力を通じて、横浜の“動くガンダム”が、ハマウィングの電力を利用開始

    参照:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|みんな電力を通じて、横浜のシンボル「ハマウィング」の電力を市内企業に供給

     

     

     

    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)のSDGs取組み事例④電力小売事業

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    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)は、誰もが電力の生産・販売できる社会の実現を目指しています。経済的自立の機会を設けることで、富が分配され、貧困の解消に寄与できるからです。

    また、だれもが気軽に社会貢献できる制度を設けています。これは個人消費者が電気代から100円を発電所に寄付できるもの。どこかで災害が発生した時はこの「発電所の応援」という制度を利用し、被災地の発電所支援を呼びかけています。

    この取組みは2016年に開始し、応援している世帯は2022年6月現在で5,152軒。応援金が累計1,000万円に達しました。毎月50万円以上が応援金として全国の再エネ発電所に届いていることになります。

    この取組みは、SDGsの目標1「貧困をなくそう」に貢献しています。

    貧困への取組みは決して簡単なものではありません。しかし、利用者が気軽に寄付へ参加できる仕組みをつくれば可能であると、株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)が教えてくれているのではないでしょうか。これは長期的にみると社会的な評価につながります。新サービスを検討しているのなら、寄付の仕組みを候補の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。

     

    参照:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|みんな電力、「顔の見える再エネ発電所」に届いた応援金が累計1,000万円を突破!

    参照:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|みんな電力のSDGs達成に向けた取り組み

     

     

     

    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)のSDGs取組み事例⑤みらいの森プロジェクト

    unnamed-Oct-04-2022-03-13-19-43-AM株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)は、「未来につながるように」という願いを込めて「みらいの森プロジェクト」という森林保護の活動も実施。エコラ倶楽部と、エコラ倶楽部の会員企業、そしてみんな電力社員と協力して、宮城県栗原市にある「みらいの森」を保護しています。

    • 草刈り
    • 苗植え(植林)
    • 補植(植え直し)
    • 整備

    などを定期的に行っているそうです。この「みらいの森」は、利用者の協力もあって成り立っています。エポスカード会員向けの「みんな電力 エポスプラン」を利用している家庭の電気代0.5%分が、「みらいの森」の維持・管理に役立てられます。

    この取組みは、SDGsの目標15「陸の豊かさを守ろう」に貢献しています。

    自社がエネルギーとあまり関係のない企業でも、森林保護は取り組みやすいのではないでしょうか。株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)のように、森の成長過程をブログで定期的に発信することで、利用者も自然への愛着が増します。そうすることで、より長期的な利用を望めるかもしれません。利用者を巻き込んだ森林保護も検討してみるのもよいでしょう。

     

    出典:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|みらいの森プロジェクト|「みらいの森」、草刈りをしました!

    参照:株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)|みらいの森プロジェクト

     

     

     

    SDGsを中心にして事業を展開している株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)

    再生可能エネルギーを軸にSDGsを事業の中心として据えているのが株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)です。太陽光発電や風力発電などの取り組みを考える企業にとって、参考になる成功モデルといえるでしょう。

    株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)では、以下3つのビジネスを通じてSDGsへの貢献を行っています。

    • 電力をつくる人とつかう人がつながる再生可能エネルギーの普及
    • 再生可能エネルギーを軸にした地方と都市部の連携
    • 地域貢献できる風力発電
    • 電力の生産・販売を生かした貧困改善
    • みらいの森を守るプロジェクト

    SDGsをビジネスの核にする企業も今後は増えていくはずです。特にベンチャー企業なら最初からそこを軸とした事業を興すことも可能です。

    大切なのは、株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)のような自社の強みを生かしたSDGsの推進と巻き込み型のプロジェクトの構築ではないでしょうか。「企業を応援したい」「私も参加したい」という動機は、顧客獲得や長期利用にもつながりやすく、投資家からの応援も期待できます。SDGsに本腰を入れて取り組むのなら、株式会社UPDATER(旧:みんな電力株式会社)の事例をヒントにしてみてはいかがでしょうか。

     

    ツヅケル編集部

    持続可能な社会を一緒に考えるニュースサイト「ツヅケル」の編集部です。これからの環境・食糧・気候問題等をビジネス側から思考し、みんなで克服し、より豊かで幸せな毎日が送れる方法を探すための情報を日々キャッチし発信しています。

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