「ツヅケル」の運営会社であるSoZo 株式会社が法政大学 SDGs+(プラス)プロジェクトの協力のもと2022 年 9 月よりスタートした産学連携プロジェクト「【Z 世代】SDGs シューカツ解体白書」。
法政大学の多種多様な現役学生たちが主体となって、Z 世代の SDGsへの着眼点や就活における SDGs 先行企業への着目点など調査を実施してきました。
その集計結果から、大学生が選ぶ「SDGs 企業!大賞 2023」「女性活躍企業!大賞 2023」が選定。その結果と、2023年2月末に受賞企業を招いて行われた表彰式イベントのレポートをお届けします。
【Z世代】SDGsシューカツ解体白書プロジェクト(法政大学SDGs+プロジェクト協力)について
Z 世代はどんな職場で成長したいのか? 現役学生たちが行ったWEBアンケートの分析結果
「【Z 世代】SDGs シューカツ解体白書」プロジェクトに参加した法政大学の現役学生たちは、Instagram などSNSを駆使してWEBアンケート調査を実施してきました。その期間は約3カ月。全員が学業や就職活動の傍ら活動していたことと、ゼロからの準備期間も含んでいたということも鑑みて、決して余裕があったわけではありませんでした。しかし、結果としては他校も含め、600人以上の現役大学生の声を集めました。
※回答数:601名(52.8%が法政大学・大学院生、残り47.2%が他大学の学生)
2023年2月末、法政大学ボアソナードタワー スカイホールにて結果発表と受賞企業の表彰式イベントが行われました。法政大学総長室付き教学企画室の藤原敏彦課長が開会の挨拶を述べ、スタート!
法政大学総長室付き教学企画室の藤原敏彦課長
続いては、本プロジェクトの発案者であり運営を行ったSoZo株式会社代表取締役で「ツヅケル」のあつみゆりか編集長、プロジェクトメンバーの法政大学グローバル教養学部1年生の齊藤真尋さん、人間環境学部1年生の山本汐莉さんが「Z世代のSDGs に関する学習状況」「働く企業の将来性を重視する学生とSDGsの相関性」など、WEBアンケートの調査結果や、仮説検証などについて発表しました。
SoZo株式会社代表取締役で「ツヅケル」のあつみゆりか編集長
プロジェクトメンバーの法政大学グローバル教養学部1年生の齊藤真尋さん(右)、人間環境学部1年生の山本汐莉さん(左)
特に、Z世代にとっての“自分らしく働く”というキーワードについてはミレニアル世代との違い、自分らしく働ける職場の定義をスライドとともに掘り下げていき、Z世代が成長しながら働くうえで「怒られたくない」「同期と争わずに協力しながら頑張りたい」「充実した研修サポートをしてほしい」といった共通心理を自分たちの言葉でプレゼン。ワークライフバランスやジェンダー平等といった、現代らしいトピックに関しても自分たちが体験したリアルなエピソードを交えながら語りました。
Z 世代が選ぶ「SDGs 企業!大賞 2023」。ランクイン企業はやっぱり大学生に馴染みの深いBtoC企業
そして、ついにZ世代が選ぶ「SDGs企業大賞!2023」の発表となりました。
▼「SDGs企業大賞!2023」発表
同率でランクインした第19位のユーグレナ広報宣伝部部長の北見裕介さんが壇上にてコメントを述べたのちは、16位となったエイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン サステナビリティPR担当の田中都さんからいただいたコメントを司会のフリーアナウンサー 川田御早希さんが代読。
株式会社ユーグレナ 広報宣伝部部長の北見裕介さん
上位となる5位にランクインした、セブン&アイ・ホールディングスからはコーポレートコミュニケーション本部 サステナビリティ推進部 小野真義さんが受賞盾を手に喜びのコメントを述べ、拍手に包まれました。
株式会社セブン&アイ・ホールディングス コーポレートコミュニケーション本部 サステナビリティ推進部 の小野真義さん
続いての4位はサントリー、3位はファーストリテイリング、2位はトヨタ自動車と世界的大企業の名前が。そして栄えあるZ世代が選ぶ「SDGs企業大賞!2023」1位は、学生たちにもなじみの深いスターバックスコーヒージャパン。
全体的にBtoC 商材を持っている大学生に身近な企業が多い傾向にありましたが、同業界・同業種でもランクインしていないケースも。
ユーグレナからは“サステナビリティファースト”という企業のフィロソフィーやバイオ燃料の事業についてなど、セブン&アイ・ホールディングスからはサステナビリティとの繋がりやサーキュラーエコノミー、ペットボトル回収の取り組みなどの紹介がされたあと、法政大学文学部英文学科 3年の守部玲音さんと企業の質疑応答タイムが設けられました。
プロジェクトメンバーである法政大学文学部英文学科 3年の守部玲音さん
「女性活躍企業大賞!2023」は活躍している女性社員や女性の比率が目立つ企業が上位ランクイン
続いて、「女性活躍企業大賞!2023」の発表となりました。10位にランクインしたリクルート スタッフ統括本部の鈴木貴之さん、3位にランクインしたアクセンチュア人事部リクルーティングの福田美穂さんより受賞のコメントが述べられたあとは、“Z世代に知ってほしい女性活躍”と題して、各社の取り組みについての発表が。
アクセンチュア株式会社 人事部リクルーティングの福田美穂さん
リクルートホールディングスは「企業の競争力の源泉が人。社員一人一人の個の尊重を大切な価値観としている」などといった企業姿勢や女性社員のキャリア構築について、アクセンチュアからは経営戦略の一つとしているインクルージョン&ダイバーシティの取り組みや2025年までに社員の男女比を50対50にするというゴールについても語られました。
株式会社リクルート人材開発室 リクルート経営コンピタンス研究所 グループマネジャーの鈴木貴之さん
法政大学グローバル教養学部 1年生の大石晶人さんと企業の質疑応答タイムがまた設けられ、授賞式は終了。SoZo株式会社大永英之COOが閉会の挨拶を述べました。
プロジェクトメンバーである法政大学グローバル教養学部 1年生の大石晶人さん
▼「女性活躍企業!大賞2023」発表
調査期間:2022年10月30日(日)~12月9日(金)
調査方法:WEBアンケート調査
収集方法:WEB/SNS告知/法政大学内での告知/プロジェクト参加学生による拡散
回答者:大学生・大学院生の男女(うち法政大学・大学院:318名 全体の52.9%)
回収サンプル数:601名
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この春に最先端のニュース番組でもデータ内容が取り上げられるなど「【Z 世代】SDGs シューカツ解体白書」プロジェクトの調査結果はメディア内でも注目度が高まっており、参加メンバーの学生たちも手ごたえを感じている様子です。
ゼロから立ち上げたプロジェクトは「SDGsマーケティングプロジェクト(SMP)」という新たな名称のもと、2023年度も活動を継続することが決定しました。
法政大学 SDGs+(プラス)サポートのもと、学生が主体となって「学生のリアルな声を企業に届ける」活動に関しまして、その様子は「ツヅケル」での記事やSMP公式インスタグラムなどで発信してまいりますので、ご期待ください!
メンバーの率直な意見は、社会に出る前のZ世代が、働くことをどう捉えているのか?を垣間見ることができます。
ぜひ調査データで、リアルな学生の声を御覧ください。