「ツヅケル」が立ち上げた、Z世代のSDGsそのものに対する意識と就職活動における企業選びとの関係性を明らかにする調査プロジェクト「【Z 世代】SDGs シューカツ解体白書」。プロジェクト2年目は、法政大学に加え関西学院大学の有志学生も参加し、回答数も1,129名と昨年の約2倍のデータが集まりました。
回答者のうち国公立大、早慶上理など上位校大学生が75%を占めるアンケート調査結果から、Z世代の学生たちが、就職活動に際して企業のどのようなSDGsに対する取り組みを重要視しているのかに迫ります。
回答数:1,129名(早慶上理GMARCH:34%/関関同立産近甲龍:32%/国公立:9%)
【Z世代】SDGsシューカツ解体白書プロジェクト(法政大学SDGs+プロジェクト協力)について
就活におけるSDGs先行企業への意識調査などを集める産学連携プロジェクト、2024年に調査に向けて始動
【Z世代】SDGsシューカツ解体白書プロジェクトの企画意図
SDGs教育に関して先進的な取り組みを行ってきた法政大学の「法政大学SDGs+(プラス)推進特設部会」の協力のもと、SDGsリテラシーの高い学生とコラボレーションして現役学生の意識調査を行っている産学連携プロジェクト「【Z世代】SDGsシューカツ解体白書」。
企業は新卒採用において「経営目標としてのSDGsへの取り組みがZ世代にポジティブな影響を与えるのか」「優秀層の企業選びに影響をもたらすのか」などを知りたいものの、SDGs教育を受けてきたZ世代の本音や価値観、就活の際の企業選択における有益な調査結果が少ないのが現状です。
「世界競争力ランキング」でも過去最低となってしまった日本企業の停滞感を打破するために、本調査結果が、企業の求める人物像とのギャップを埋める一助になることを目指しています。
TOPICS-1:Z世代は今年も目標4の「質の高い教育をみんなに」に関心
「興味のあるSDGsの目標を教えてください(複数回答可)」という問いに対し、2023年版に引き続き目標4「質の高い教育をみんなに」が1位となりました。男女とも40%以上という高い割合で、2位に大差をつけました。
TOPICS-2:ジェンダー平等は女性にとっての関心事
中でももっとも男女差が表れた調査結果が、目標5の「ジェンダー平等を実現しよう」です。女性では最多となる52.4%が「興味がある」と答えた一方で、男性は25.4%。男女で25%近くも差が生じる結果となり、Z世代においても男女差の傾向が見られました。
TOPICS-3:戦争の影響で目標16が大幅にランクアップ
2024年版の特徴として顕著だったのが目標10「人や国の不平等をなくそう」と目標16「平和と公平をすべての人に」のランクアップ。特に目標16は大幅に支持を集める結果となりました。
「【Z世代】SDGs シューカツ解体白書」プロジェクトは第三期も始動決定!
2022年より活動を続けている「【Z世代】 SDGs シューカツ解体白書」プロジェクト。
現在、第三期の活動がすでに始まっています。今後の学生たちの頑張りをこの「ツヅケル」にて発信していく予定です。どうぞご期待ください!
Z世代とSDGs、そして企業選びにおける価値観とは?
ぜひ調査データで、リアルな学生の声を御覧ください。